夢

43日目

言葉を発する

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みなさんこんにちは、そしてこんばんは。



2週間続いてブログをお休みしていました。今日からまた自分のペースで昔の記憶をたどりながら、ブログを書いていこうと思います!皆さんからいただく応援の言葉・想い、私の心に届いています。その気持ちに少しずつですが答えていきたいと思っています。


はい!今回のブログは前回に引き続き、

イギリス生活1年目、オックスフォードの語学学校での生活について

思い出しながら書いていきたいと思います。





【 倫理観 】




オックスフォードの語学学校の寮での生活は、思った以上に快適でした。


友達と集まるスペースがあり、

カフェテリアが隣接していて、

キッチンも洗濯機も全て完備されていて、



不便のない生活が保証されていたと今では思います。



快適な生活でしたが、

人間関係のあだこだや倫理観の違いからの喧嘩や事件が何度かありました。



その中でも、自分が当事者となった事件は今でも鮮明に覚えています…。




寮での生活にも慣れてきた頃。


キッチンは共同スペースでみんなで一緒に使っていました。

親が送ってくれた自国の食べ物もたくさん保管してあり、

名前を書いたり、場所を決めたりして収納場所をシェアしていました。



いろんな国の食べ物が混ざり合っていて、しみじみと国際的な雰囲気を感じていました。





事件が起こったのは、夜。


レッスンから寮に戻ってきて衝撃的な光景を目にしました。

背の高い男子生徒がキッチンの収納に入っていたみんなの食料を撒き散らかして

平然と自分のもののように食べていました。



一瞬ショックで呆然としてしまいましたが、

その子に「これ誰の食料だかわかってる?」と聞いたら、




「知らない。どうでもいい。」




とだけ言って部屋へ戻っていきました。



キッチンは散らかったまま。



急いでルームメイトを呼んで警備員に状況を伝えました。






次の日、学校の先生から呼ばれ、



事件を起こした男子生徒は強制帰国させると伝えられました。



先生の話を聞いていてもっと信じられなかったのは、

その子が事件を起こした理由が「キッチンを荒らすようにルームメイトに指示されたから」だったからです。



そして、もっと、もっと信じられなかったのは、

学校から「20ポンドの商品券」を渡され、これで許して欲しい。と言われた事です。










今思い返すと、こういうことは海外でなくても

いつでもどこでも起こりうる事なのかもしれません。



だから「これが普通」だと思う。思ってしまう。



でも、そう思ってしまう事で倫理観の崩壊が起こる。




誰かが「それは普通じゃない。」って言ってあげないといけない。

誰かが「私も、そう感じてた…」と言える世の中でないといけない。




だから、まずは私がそういう人間になって周りの人たちに言ってあげたい。




正義感とかそういうものは切り離して、

人権を考えたい。

絵を通して、言葉を通して、私と言う存在を通して伝えたい。





いろんな国の人が共存するということは、


ただ「受け入れる」だけではだめなんだとこの事件を経験して気付かされました。







はい!今回はここまでにします!

一生忘れられない事件ですが、この経験がその後のイギリス生活の糧となったことは確かです!



次回は、語学学校で日々感じていた「偏見」について書き留めておこうと思います。



いつも最後まで読んでくださりありがとうございます☆

また来週お会いしましょう٩(ˊᗜˋ*)و ♪