夢

13日目

力と平等

200111_6_アートボード 1.png

みなさんこんにちは、そしてこんばんは。

今年の夏休みはいかがお過ごしでしたか?夏休みがあった方もなかった方も、今年の夏を楽しんでますか?私は1週間の休み中、ひたすら家のプールでぷかぷか浮かんでいました…(笑)

さて今回のブログでは、現実的で悲観的な内容になりそうです(汗)

ホストファミリーとの生活で実際に私が見たこと、経験したこと、思ったことをここに書き残していこうと思います。

【 話したくないこと 】

ファミリーと暮らし始めて1週間。

前のブログでも書きましたが、始めに見えなかった部分がいくつか見えてきて、何度か幻滅することがありました。

期待すればするほど失望することが多いということはよくあることですが、それは当時の経験でも痛感しました。

その中でも一つ大きく驚いたことがあります。それは、

ホストマザーの存在。

彼女は言ってしまえば「ザ・アメリカン・グレート・マザー(アメリカの偉大な母)」。

弁護士で意見も強く、歩くときは常にグーの拳を振って兵隊のように力強く歩き、家族の中心的存在。私には、他の家族メンバーは彼女には逆らえないように見えました。むしろ一目置かれているようで、その光景はなんとも不思議でした。

私の家族の形とは正反対だったからか、「何で?」という場面が何度もあり、当時の私の頭では理解できないことが沢山ありました。それに、私は常に彼女に怯えていて、居心地がどんどん悪くなっていき、常にストレスがある状態でした。

比べてはいけないのは分かっていたけれど、多分文化の違いで女性が大黒柱としていることは当たり前だったのかもしないです。

でも、当時は(特に日本は)男性の方が力や権言があるという光景を常に日本で感じていたからか、私のホストファミリーの家族の形が異様に思えてならなかったのです。

今では、「フェミニズム」や「男女平等」が注目されてきていますが、当時はそんな言葉すらあまり出回っておらず、彼女の存在は、良い意味でもネガティブな意味でも衝撃的でした。

『これがアメリカ』か。

そう当時の私の頭に入ってきました。

無知で何も知らなかった(今でもそう)私には、自分で見たものすべてがそのまま概念に変わっていき、まともに物事の判断もできていませんでした。

何がそこまで異様だったのか?

多分、今思い返してみると、男性の力が見たかったわけではなく、彼女が異様に家庭内で力を持っていることが周囲の環境や人々にあまり良い影響を与えていないと感じたからかもしれません。

家庭内に平等なんてものもなかったし。

私が勝手に抱いていたキラキラしたアメリカへの固定概念が一つ崩れた瞬間でした。

それからよく「平等って何だろう?」と考えることがありました。

みなさんは、「平等」って何だと思いますか?

よく私は周りから裕福で苦労もしないで自由に夢を追って海外に行けて良いね!と言われることがありますが、苦労は別として、、そう言われる通り確かに私は環境や人にとても恵まれていると思います。だからこそ、こういった厳しい環境の下で『何かがおかしい』と気づくことが多いのかもしれないと感じています。

それに、そう考えさせてくれたホストファミリーには今でもすごく感謝しています。ホストマザーの存在は一生私の中から消えないと思います。

はい!今回のブログはここまで!

次回は、世にも奇妙な高校生活の始まりです。普通は留学で体験できない経験をちょっとだけブログに書き残しておこうと思います。

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。(ぺこり)

ではまた来週お会いしましょう☆